中国・北京にある中央民族大学の教授で、高名なウイグル人経済学者でもあるイリハム・トフティ(Ilham Tohti)さんが「国家分裂罪」で無期懲役の刑を受けてから、今年9月23日でちょうど10年になります。
中国の新疆ウイグル自治区で、ウイグル人と漢人間の緊張が高まる中、イリハムさんはウイグル人の権利擁護や民族間の融和・相互理解を訴え、2014年に中国当局に拘束されました。その後、無期懲役の判決を受け、現在も服役中です。
この間、国際社会は、中国の法律で認められているウイグル人の当然の権利を主張しただけで無期懲役の判決が下されるのは不当だとして、これを強く非難し、即時釈放を求めてきました。(アムネスティで行っている署名(英語)はこちら)
イリハムさんは、中国政府によるウイグル人への弾圧に対して声を上げる勇敢な言論活動が国際的に評価され、「マーティン・エナルズ賞」(2016年)や「サハロフ賞」(2019年)を受賞、また、2019年以降毎年のようにノーベル平和賞にノミネートされています。
今回、イリハムさんが無期懲役の判決を受けてから10年となる9月23日にシンポジウムを開催し、あらためて彼の即時釈放を訴えます。ぜひ、ご参加ください。
日時
2024年9月23日(月) 19:00~21:00 (18:30受付開始)
場所
文京シビックセンター シルバーホール (4階)
(東京都文京区春日1丁目16-21、後楽園駅/春日駅・直結)
お申し込み
こちら専用フォーム、もしくはお電話(03-5615-9597)でお申し込みください。
登壇者
- 井出慶太郎(アムネスティ・インターナショナル日本 中国チーム)
- レテプ アフメットさん(日本ウイグル協会会長)
- ジェウヘル・イリハムさん(イリハムさんの娘、ビデオメッセージ)
主催・お問い合わせ
NPO法人日本ウイグル協会
お問い合わせ:03-5615-9597、info@uyghur-j.org
共催
公益社団法人アムネスティ・インターナショナル日本 中国チーム
資料出典:アムネスティ・インターナショナル日本