東京自由民主人權之聲

Voice of Freedom Democracy Human in Tokyo

【天安門事件37周年記念日集会 スピーチ】

2026年6月3日(水)午後6時 早稲田奉仕園 スコット・ホール

ダライ・ラマ法王日本代表部事務所

代表 アリヤ・ツェワン・ギャルポ

達賴喇嘛法王駐日本代表 次旺嘉波·阿若亚

皆様、こんばんは。

ただ今ご紹介にあずかりました、ダライ・ラマ法王日本代表部事務所(チベットハウス・ジャパン)代表のアリヤ・ツェワン・ギャルポと申します。

本日、この「天安門事件37周年記念日集会」にお招きいただきましたことを大変光栄に存じます。また、このような貴重な機会を与えてくださいました主催者の皆様に、心より御礼申し上げます。

皆様もご存じのとおり、37年前、中国の若者たちは自由と民主主義を求めて立ち上がりました。彼らの願いは、中国国民が自由で尊厳ある社会を築くことでした。しかし、中国共産党政権はその平和的な訴えを武力によって弾圧し、多くの尊い命を奪い、多くの人々を投獄しました。また、多くの人々が、私たちチベット人と同じように祖国を離れ、亡命を余儀なくされました。本日ご登壇されるウーアルカイシ氏も、そのお一人です。

私はまず、天安門事件と、その後の弾圧によって犠牲となられたすべての方々に深い哀悼の意を表するとともに、ご遺族の皆様に心よりお悔やみを申し上げます。

そして、チベット内外のチベット人を代表し、自由と民主主義の実現のために闘い続ける中国の人々に対し、揺るぎない連帯の意を表明いたします。

中国は、長い歴史と豊かな文化、優れた学問的伝統を有する偉大な文明国家です。本来であれば、その力をもって国際社会に大きく貢献できるはずです。しかし残念ながら、中国共産党政権はその偉大な文明の価値を損ない、中国を抑圧的な監視国家へと変えてしまいました。

近年、中国共産党政権は中国国内だけでなく、チベット、ウイグル、南モンゴル、香港、台湾、さらには世界各地へと監視と影響力を拡大しています。

2025年2月には、タイから約40名のウイグル難民が中国へ強制送還されました。また同年3月には、チベットの高僧フンカル・リンポチェがベトナムにおいて中国当局によって拘束され、その後死亡したと報じられました。これらは極めて深刻な人権侵害であり、国際社会が強く懸念すべき問題です。

最近では、米国や英国をはじめとする民主主義国家において、中国によるスパイ活動や影響力工作が行われていたとの報道が相次いでいます。米国ではカリフォルニア州の地方政治に関わる人物が中国のスパイであったとの報道があり、英国では入国管理に関わる職員が中国のために活動していたとの報道もありました。また、ニューヨーク市では中国当局による「海外警察署」の存在が明らかになったと報じられており、日本においても過去に同様の活動拠点があったとの報道があります。

このような国境を越えた弾圧や干渉は、自由社会に対する重大な脅威であり、私たちは強い警戒を持たなければなりません。

現在、中国共産党政権はアジアと世界の平和と安定に対する大きな脅威となっています。台湾への軍事的威圧、香港における民主主義の破壊、インド国境地帯での挑発的行動、さらには周辺諸国への圧力など、その行動はますます攻撃的になっています。

こうした政策の目的は、中国人民の幸福や繁栄のためではありません。中国共産党による一党独裁体制を維持し続けることにあるのです。

私たちは、アジアの自由と世界の平和を実現するためには、中国が自由で民主的な国家となることが不可欠であると考えます。中国人民自身が自由な意思によって国を築くことができるようになれば、世界が直面する多くの問題も解決へ向かうでしょう。

そのために、私たちは中国の民主化を求めるすべての人々と共に歩み続けなければなりません。

私たちチベット人は、中国共産党政権が主張するような「反中国」でも「反中国人」でもありません。私たちが反対しているのは、チベット人のアイデンティティ、言語、宗教、文化、そして自由を奪おうとする中国共産党政権の抑圧的な政策です。

この場をお借りして、2010年のノーベル平和賞受賞者であり、中国の民主化のために生涯を捧げた 劉暁波 氏をはじめ、勇敢な民主化活動家の皆様に深い敬意を表します。

また、中国共産党政権に対し、1995年に連れ去られて以来、行方不明となっているチベットの高僧パンチェン・ラマ11世、香港の民主活動家・実業家であり、新聞『Apple Daily』創設者の黎智英(ジミー・ライ)氏、そして昨年7月に行方不明となった中国人女子大学生・張雅迪(Zhang Yadi)氏をはじめとする、すべての政治犯および良心の囚人を直ちに釈放するよう強く求めます。

最後に、私たちチベット人、ウイグル人、南モンゴルの人々は、自由と民主主義のために闘い続ける中国、台湾、香港の兄弟姉妹と共にあることを改めて表明いたします。

中国に一日も早く自由と民主主義が訪れることを心より願うとともに、私たちも力を合わせ、団結し、ダライ・ラマ法王の慈悲と非暴力の教えのもと、自由、民主主義、そして世界平和の実現のために歩み続けてまいります。

皆様のご理解とご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

ご清聴ありがとうございました。

 

By fdc64jp