「ラオスで行方不明状態の中国の人権派の元弁護士・盧思位氏応援活動」の緊急呼掛け
2023年7月28日、中国の人権派の元弁護士・盧思位氏が渡航先のラオスで現地の警察当局に連行されました。今日(2023年9月10日)まで45日間行方不明であり、妻の張春暁氏も、日本社会から夫に応援してくれることを望んでいます。
我々はラオス政府に対し、盧弁護士の現状を公表し、非人道的な扱いからの保護を確保するように要望することを計画しています。東京のラオス大使館に、ラオス政府あての下記要請書を届ける予定です。
この要請書へ賛同し、署名者として名を連ねてくださる方を募っています。
何卒よろしくお願い申し上げます。
2023年9月10日
呼びかけ人
牧野聖修(一般財団法人人権財団理事長、元経済産業副大臣)
李伊東(日本香港民主連盟代表理事)
潘嘉偉(日本香港民主連盟監事)
李寧(人権活動家)
北井大輔(対話中国日本支部顧問)
井出慶太郎(対話中国日本支部顧問)
王進忠(ジャーナリスト)
董鵬(「東京自由人権民主之声」の副編集長)
連絡先
董 鵬
ツイッター:@hzhhI36s2EgqCH7
フェイスブック:https://www.facebook.com/profile.php?id=100006764657966
賛同第1次締切:2023年9月13日7時
*この時間までにご連絡くださった方のお名前は、ラオス大使館に提出する「要請書」
*賛同してくださる方は、上記連絡先まで下記の事項をお知らせください。
①氏名または団体名、②個人の方は肩書き、③メールアドレス、④匿名希望の場合はその旨
ラオス人民民主共和国政府への要請書
ラオスで拘束された中国の人権派の元弁護士・盧思位氏の近況を開示し、非人道的な扱いからの保護を確保するよう要請します
2023年7月28日、中国の人権派の元弁護士・盧思位氏は、米国にいる妻の張春暁氏や娘と合流するため、ラオスからタイ行きの列車に乗ろうとしていたところをラオス警察に連行・拘束され、1カ月以上行方不明のまま消息不明となっています。家族や私たちは彼と連絡が取れず、弁護士を選ぶこともできず、彼の安否を非常に心配しています。
中国や香港の反体制活動家の弁護を数多く手掛けてきた盧氏について、中国当局は2021年、弁護士資格を剥奪しました。しかし彼は、中国出国前にいかなる犯罪にも問われていません。妻の張春暁氏によると、盧氏は有効な中国のパスポートと、ラオス及び米国への有効なビザを持っているということです。逮捕の理由は家族にも知らされていません。
中国当局は国内だけでなく国外でも、多くの反体制派を厳重な監視下に置いています。そしてそのような人が中国に強制送還させられ、恣意的な拘束、不公正な裁判、拷問、強制失踪、その他の虐待に直面している事例が数多く報告されてきました。彼らの家族や友人は、彼らが失踪してから数カ月、あるいは数年間、情報を得られないことも少なくありません。
このような事例に鑑みて、私たちは盧氏が強制的に中国に送還され、そこで拷問やその他の非人道的な扱いを受ける深刻なリスクに直面していることを強く懸念しています。ラオス政府が、このようなリスクに直面している盧氏を中国当局に引き渡すことは、確立された国際人権基準であるノン・ルフールマンの原則に反することになります。
私たちはラオス政府に対し、次のことを強く求めます:
1.彼の現在の状況を開示し、身の安全と心身の健康を確保すること;
2.彼が彼自身または彼の家族が選んだ弁護士と面会できるようにすること;
3.確立された国際的な人権基準に従い、盧氏に対するすべての送還手続きを停止し、直ちに釈放すること;
4.必要であれば、現在米国にいる家族と再会するために旅を続ける彼を支援するために、米国や他の国の外交官が彼と面会することを許可すること。
2023年9月5日
共同署名者(順不同)
対話中国日本支部
中国民主団結連盟日本支部
中国民主党日本委員会
民主中国陣線日本支部
牧野聖修(一般財団法人人権財団理事長、元経済産業副大臣)
阿古智子(東京大学教授)
平野聡(東京大学教授)
李伊東(日本香港民主連盟代表理事)
潘嘉偉(日本香港民主連盟監事)
李寧(人権活動家)
北井大輔(対話中国日本支部顧問)
井出慶太郎(対話中国日本支部顧問)
王進忠(ジャーナリスト)
師史周(人権派弁護士)
董鵬(「東京自由人権民主之声」の副編集長)
連絡先
董 鵬
ツイッター:@hzhhI36s2EgqCH7
フェイスブック:https://www.facebook.com/profile.php?id=100006764657966